りん青銅(ブロンズ)の特徴
C5191
純銅に錫を添加した上にりんを加えることで、青銅内部に含まれる酸化銅を脱酸した金属である。
冷間加工性が良好で、引抜き、圧延、打抜き加工など、さまざまな加工方法に適している。また、熱間加工にも対応可能。耐摩耗性が向上しており、摺動部品、摩耗に対して高い耐久性が求められる用途に適している。耐食性も優れている。特に、高い耐摩耗性と耐疲労性が求められる用途において、その価値が発揮されるため、ばね材、ねじ、軸受けに使用されている。
他の銅と接合性質が違うため、温度管理がより重要になる素材である。