今回ご依頼頂いたのは、医療向けのカテーテル用ワイヤーの溶接です。
これもTIG溶接での接合分野になります。
ワイヤーとは、たくさんの細い糸を束ねたものを言います。
その両端をほつれない様に溶接しています。
難しいのは、両端の溶接の溶け込み量をφ0.2mm~φ0.5mm程度で微調整してほしいとの希望です。
溶接のビード幅は、よく脚長という名のもとにミリ単位で指示は頂きますが、それ以下の精度をTIG溶接で要求され対応可能な企業は少ないのではないかと思います。
今回は、そんな中なんとか溶け込み量を調整し、完成したのが写真の製品になります。