漏れ検査②-ガス圧試験
前回のブログでも書かせてもらった通り、
ノースヒルズ溶接工業では、漏れ試験もすべて社内でおこなっております。
今回は、チタン製の熱交換器が割れて漏れが発生したということで、急ぎ修正させて頂いたモノです。
本来であれば、自社で溶接したモノがあるべきところ、他社で溶接されたもので相談を受けました。
ガスは主に窒素ガスを使用しております。
窒素ガスは、圧力検査のほかに検査機器のクリーニングやレーザー溶接機にも使用しているため、転用して利用しております。溶接機で使用するアルゴンガスと比べ、コストも抑えられ不活性ガスということで使用しております。
チタンは、溶接にクセがあり溶接屋さんでもなかなか取り扱ってくれるところは少ないそうです。
今回は、
修正前の漏れ箇所の確認(目視では見えないため)
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溶接
↓
漏れ確認(別の部位の漏れ発覚)
↓
溶接
↓
漏れ確認
↓
完成
となりました。
手間はかかりますが、ユーザー様に安心して漏れの原因と今後の対策もお伝えすることができ、試験の重要性を再確認させられた製品でした。